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内観してきました

2010年 8月28日~29日

さくら市喜連川の緑豊かな「瞑想の森 内観研修所」にて

内観法 研修プログラムを体験してまいりました。


正式には、7日間のプログラム。

集中内観は、あらゆる情報を遮断して、原則として1日15時間ずつ

1週間連続で屏風の中に座って、ひたすら自分自身を見つめ続ける作業をすること。

食事も屏風の中。 半畳のスペースも慣れればお昼寝できちゃうくらい快適でした。


考える事柄は、一言で言えば 他人に対して自分のした行為を

相手の立場に立って反省すること。

自分と他人との関係を自分史をめくるように年代順に時系列順に調べること。


まず、特定の身近な人を一人づつ想起の対象として順次とりあげる。

原則として母親から始め、父、兄弟、姉妹、配偶者、子供、友人・・・

といった具合に関わりのある全ての人に対して時間のある限り調べていきます。


その人に対して、自分はこれまでどういう態度や行動をとってきたかを

思い出せる限りの昔から、3~4年ずつ年代を区切って調べていきます。

実際にあった出来事や経験を、出来るだけ細かく具体的に絵に描くように

まざまざと思い出すことが最も良い方法だそうです。


自問自答するのですが、検事が被告を取り調べるが如く厳しくがポイント。


1) していただいたこと

2) して返したこと

3) 迷惑をかけたこと


上記3つのテーマについて、2:2:6の割合で調べること。

面接者と1日7~8回話すのみで、基本的に他の人とは会話禁止。



今回は、1泊2日の短期バージョンでしたので

誕生から小学入学まで、小学1年~3年、小学4年~6年、中学1年~3年、

中学卒業から3年、卒業後3年~6年、など年代を区切って

私の場合は祖母(育ての母・戸籍上も母)との過去をふりかえりました。


失語症の原因が母、「有紀子」で、いわゆるトラウマがありましたから

恐かったけど、今回私は母との関係を内観したかったんです。


過去のカウンセリングやスピードコーチングで体験した「タイムライン」で

母のことを笑って話せる(許せる、感謝できる)自分になっていましたが

ちょっと、まだフラッシュバックするんじゃないか? 平気なフリなんじゃないか、

心に蓋しているだけじゃないかって、不安でした。


2日目の後半は、高校時代をふりかえり、祖母だけでなく祖父のこと、

母のこと、母がつきあっていた男性、伯母、従姉妹、もりたかおじさん、

近所の大人、たくさん色々な人が出てきて祖母に集中できませんでした。


坐禅を組んだり、センタリングしてみたり、自問してお昼寝してみたり

屏風の中で、色々と試してみました。 タイムラインもやってみました。


結果、わかったことが2つ。

誕生してから今まで、たくさんの方たちに支えていただいたという事。

祖父母は正に命がけで、私に人として生きる道、世の中を生きていく上で

大切な「義理はり」を教えてくださったということ。


このことが、今の私の仕事をする上でのベースになっています。


「他人様にしていただいたこと(ご恩)は忘れずに

必ずその人に返しなさい。

もし、通りすがりや知らない人から親切にされたときは

(そのご恩がその人に返せない時は)

お前の身近な人か、目の前で困ってる人、

(知らない人でもいいから)に

お前が出来ることをお返ししなさい。

それが、義理はりってもんだ。」   By: 柏木 渡



子供の頃に学校で聞いた「小さな親切」よりも

祖父から教わった「義理はり」の方が

遥かにインパクト大!でした。


かしわぎの「ぎ」は、義理はりの「ぎ」ですからね (笑)
by BRAVO-COACH | 2010-08-30 23:53

BRAVOコーチのほぼ日記


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