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生かされてる奇跡に感謝

4月1日は、柏木家にとって大事な日です。
2004年3月下旬から具合の悪かったMYダーリンの容態が急変し
1日の午前2時ころ緊急搬送されました。
救急車の中で、血圧も脈も測れない状態で済生会宇都宮病院へ・・・
明け方、ドクターから近親者を集めるように言われるほど重篤な状態。。。

「劇症型心筋炎」と診断されCCUに5週間入院。
人工心肺(PCPS)の交換、人工呼吸器を外した直後に心不全、
次から次へと危篤状態。 これでもかこれでもかと悪化する容態。
そして、極めつけは ICU症候群(これが私としては一番辛かったです。)
一般病棟に移ってからはベッド上のリハビリが始まり、過酷な水分制限、
排尿チェック、車椅子から歩行器での歩行が可能になり、6月1日に退院。

日本心臓財団によると http://www.jhf.or.jp/
心臓を動かす筋肉のウイルス感染などが原因で
心機能が急激に低下するのが「劇症型心筋炎」。
元気だった人が、風邪のような症状になり突然心不全で亡くなる・・・。
心筋炎の発症率は10万人に115人という研究データがあるものの
そのうちどれ位が劇症型に移行するかはよくわかっていないそうです。
幼い子供から高齢者まで突然死の原因の1つに挙げられる深刻な疾患ですが、
最近では、医療機器や技術の進歩で命を救えるケースも増えてきました。

原因となるウイルスは、コクサッキーウイルスやインフルエンザウイルスが代表的。
(風邪の原因ウイルスと同じことが多いのです。)
しかも初期の病状は風邪によく似ていて、ドクターも見分けがつきにくい。
Myダーリンも病院3箇所行きましたが、どこの病院の診断も「風邪」(^^;)
発熱、せき、のどの痛み、筋肉痛、吐き気、全身の倦怠(けんたい)感など
患者自身が風邪と思い込んで受診しなかったり、医師も単なる風邪と考えている間に
心筋の細胞破壊が進行していくのだから、恐ろしい病気です。
心筋に障害が起きると心臓の収縮力が弱まり、
全身に送り出される血液量が減少し血圧低下。
劇症型の場合、短期間のうちに風邪症状から病状が急変します。
手足の冷え、不整脈、失神、呼吸困難、心不全などを起こし死に至るケースも。
うちの場合も、手足が氷のようだったので救急車を呼びました。
「明日もう1回病院に行くからいい」という夫の言うことを素直に聞いていたら・・・
我が家はカカア天下で良かったのかも(^0^;)

しかもMyダーリンはASD(心房中隔欠損(Atrial Septal Defect))でしたから
さらにリスク倍増!今こうして彼が生きているのは奇跡としか言いようがありません・・・。
本当によくぞ助けてくださいました、寺本ドクター&専門職の皆様
未だに済生会宇都宮病院で救命された唯一の患者ですからね。 

生かされた命を、これからも一生懸命生きていきます。(彼も私も二人とも)
by BRAVO-COACH | 2011-04-01 22:57

BRAVOコーチのほぼ日記


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